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2016.08.19

中野セントラルパークミニ植物図鑑~ケヤキ~

外に出ると暑いですね・・・木陰があると、その下を通って道を歩く方も多いですよね。
木陰に入ってふとその木を見ると、ケヤキの木が多いように感じます。
今回は、中野の道沿いや中野四季の森公園にも植えられている『ケヤキ』の見分け方についてお教えします。

中野セントラルパークと中野四季の森公園を隔てるように、芝生の上に並ぶ高い木があります。
あれがケヤキの木です。
ケヤキは樹木の中でも大きく成長する樹木で、まるでホウキを逆さまに引っくり返したようなシルエットが特徴的です。
慣れればシルエットだけで見極めることも可能ですが、街路樹や公園の木は定期的に剪定されているので、自然な樹形ではないこともあります。
そんな時に頼りになるのは、やはり葉です。
ケヤキの葉は葉先が尖った楕円形で、大きさは3cm~12cmと木によってバラツキがあります。
葉のふちはギザギザで縁取られ(植物図鑑などでは「鋸歯(きょし)」といいます)、歯の表面が柔らかい紙やすりのようなザラつきを感じるのが特徴です。
秋になると赤・黄・茶色などに紅葉し、中野では12月の始め頃に見頃を迎えます。
また、ケヤキは幹の模様にも特徴があります。
まだ若いケヤキは幹が平坦ですが、年を取るにつれて幹の表面がボコボコとしてきます。
この独特の模様は「雲竜」などと呼ばれています。まるで雲をまとった竜のような模様・・・ということらしいです。
私は個人的に「パッチワークみたいな模様」と思っていますが、皆さんにはどんな風に見えますか?