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2021.07.09

初夏は木の実がたくさん!雨上りのお散歩は、昼でも夜でも発見がいっぱい

梅雨空の東京ですが、雨上りにお散歩に出かけたり、緑が多い風景を眺めたりしていると、気分転換になりますよね。 中野セントラルパーク・中野四季の森公園は1年を通して色々な植物が茂っていますが、初夏は春に咲いた花々が実を結ぶ時期となっています。 今の時期だけしか見られない植物たちの姿を、ご紹介します。 スーパーで見たことのあるような実ですが、こちらは青梅ではなく「ハナモモ」の実です。 花を見るために改良されたモモで、実は食用の桃のように大きくならず、残念ながら食用には向いていないそうです。 江戸時代の中野は桃のお花見スポットとして有名で、その名残が「桃園」という地名に残されており、現在でも中野駅を中心にハナモモの木が多く植栽されています。 こちらはまだ完熟前の「サンゴジュ」の実です。 真夏には名前の通り、宝石の珊瑚のような真っ赤な実が見られます。 サンゴジュは葉や幹に水分を多く含んでいることから、防火樹として公園やお庭に植栽されてきた植物です。 防災公園としての役割を担う中野四季の森公園にはピッタリの樹木だと思います。 トゲトゲのウニのような実は、「モミジバフウ」の実です。 右の緑色の実が今の時期に見られ、左のこげ茶色の実は時間が経過し、秋以降に見られるものです。 緑の実が熟していくと、トゲの1つ1つが開き、中から小さなタネがポロポロと出てくる仕組みになっており、こげ茶色の実はタネが全て出てしまった抜け殻の状態のものになります。 雨上りに落ちていることが多いので、見かけたことがある方も多いかもしれません。 こちらは「エゴノキ」の実です。 エゴノキは5月~6月頃に白い花をたくさん咲かせたのち、写真のような実をつける植物です。 実は固く、エゴサポニンという有毒物質もあることから、鳥たちもあまり好んで食べません。 エゴサポニンは水と合わせることで泡立つことから、昔は石鹸の代わりに使われていたこともあったそうです。 変わった形の実のような・・・じつは、これは植物の実ではありません! これは「エゴノネコアシ」と呼ばれる、エゴノキだけに見られる「虫こぶ」です。 虫こぶは虫が葉を変形させて作ったもので、実のような部分を開くと、小さな虫たちが住まうお家のような場所になっています。 実ではありませんが、都内で虫こぶを見かけるのはちょっとだけ珍しいのでご紹介しました。 虫たちも緑豊かな中野セントラルパークの居心地が良いのかもしれませんね。 最後に皆さんにお知らせです。 このたび中野セントラルパークの、夜のライトアップが新調されました! ライトの色が変化しますので、夜にいらした際は注目して頂けると嬉しいです。 昼も夜も皆さんのリラックスタイムに中野セントラルパーク・中野四季の森公園がお役に立てますように。