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2020.08.28

9月1日は『防災の日』。災害時に役立つ中野四季の森公園・中野セントラルパークの防災設備

9月1日は「防災の日」です。 それに伴い8/30~9/5は「防災週間」となっていますので、中野区の防災公園として指定されている中野四季の森公園と中野セントラルパークの防災設備を皆さんにご紹介したいと思います。 防災公園とは災害の際の「避難場所」や「活動拠点」となる場所で、防災設備などが整っている場所が多く指定されています。 敷地面積約2ヘクタールの中野四季の森公園にも、様々な防災設備が設置されています。 一見なんの変哲もない原っぱですが、じつはここに「災害用トイレ(マンホールトイレ)」が計27基も隠れています。 断水した場合は水洗トイレが使えなくなってしまいますが、災害用トイレは蓋を開ければ下水に直結しており、その上に簡易テントと便座を置けば、トイレとして利用できます。 普段は多目的スペースや公園のトイレとして使われている「管理棟」には、災害用トイレのテントや便座、災害時用の発電機が収納されています。 屋根には太陽光パネルもあり、公園内の照明や水をくみ上げる際の電力に使っています。 管理棟の自動販売機横には、ゴミ箱と一緒に「非常用トイレ」が備蓄されているものもありますよ。 管理棟の裏側には、防災用井戸が1基設置されています。 普段は柵がありますが有事の際には深さ120メートルの水をくみ上げ、生活用水やトイレ用水として利用されます。 くみ上げた水は、せせらぎや池に流され、こちらも生活用水に利用されるとのことです。 また道路を挟んで2017年に拡張された北側の敷地にも「災害用トイレ」「災害用照明灯」が設置されていますので、有事の際に使えるトイレの数などが増えて、より防災公園としての機能が増しました。 中野セントラルパーク側には「災害時電源活用装置」があり、災害時は地下駐車場に駐車しているシェアカーが蓄電池となり、電力の供給が行えるようになっています。 また、近くには「防災用井戸」も設置されており、こちらも生活用水などの供給が行えるようになっています。 エレベーター内には「非常用品収納BOX」があり、水・食料、簡易トイレ、モバイルバッテリー、ハイブリッドシート、ホイッスル、ポリ袋、紙コップ、ティッシュ、ウェットティッシュなどが収納されています。 災害時に停電し、エレベーターの中に閉じ込められてしまってもこれらを使えば安心です。 ビルの中には災害時の食糧や水、簡易トイレ、生理用品といった日用品が詰まった「防災備蓄倉庫」も完備しており、地域の災害支援にも貢献できるよう日々設備を整えています。 周辺の東京警察病院は災害拠点病院としての機能、明治大学・帝京平成大学には避難者受け入れスペースや防災備蓄倉庫等の設備もあり、中野四季の都市全体で災害時の受け入れを行う体制となっています。 災害はいつ起こるか分かりません。 防災の日には、各ご家庭でも防災リュックの中身の確認や、最寄りの避難場所を調べてみるのも良いかもしれませんね。 中野区の方でも様々な災害に備えについてまとめられたページがありますので、合わせて参考にして頂ければと思います。   ●中野区の『災害にそなえて』 https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/prevention/002/003/index.html